ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

悪夢を見たときには

娘が学校に行って、1階で仕事や家事をしてたら、昼前ごろ息子が起きてきて、ギュッと抱きついてきた。いやな夢を見たそうで。

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鳥越神社(蔵前)のしゅっとした狛犬

詳しくは聞かなかったけど 「お母さんに『気持ち悪い』とか罵られる夢を見た」と言ってて。

なので、ナデナデしながら「それはいやな夢だったねえ。現実の私は、そんなこと言わないのにね。」と言いました。

そして、いやな夢を見たせいで、現実の母親を確かめたくなって、実際に抱きつきに来たのを、なんかふつうに「かわいいな」と思いました。

自分が子どもの頃に、もしそういう夢を見ても「恥ずかしい。どうせマトモに相手にしてもらえない。笑われるかも」と、さまざまな感情が邪魔をして、その親本人に報告しに行ったりしないし、ましてや心細くなって抱きつくなんて、出来なかったと思う。ひとりで悪夢の内容を反芻して、ひとりでモヤモヤしてた。

 

「夢は夢で現実のお母さんとは違うからねえ、ただ寝てる時の夢って、息子君の心が作り出してるものだから、自分は気持ち悪いと思われてるかも…と気にしてるのは、息子君自身かもしれないね。夢ってそういう、引っかかってるものが出てきたりするから。」

「お母さんも息子君ぐらいのとき、なんで変な夢見るんだろう、この夢にはどんな意味があるんだろうって気になってさー、図書館で本探したらこの夢はこういう心理状態の表れなのではっていうのを研究してた人がちゃんといたんだよね! ユングっていう...(←そして結局『こんな本があるよ』という布教に入る)」

 

この、14歳の、学校に行けない時期に、「いやな夢を見た」ということを、昼の光の下で打ち明けてくれて良かったなと思います。

 

もう最近は、自分の夢をあまり覚えてることが無い(たぶん見てるんだろうと思うけど)のですが 自分も繰り返し見ちゃう悪夢はあります。

ホントの幼児の頃は よく夢を見て覚えてて、その頃はわりと過激で、怪物が家に侵入してきて家族が惨殺されるとか核戦争で世界が滅んでひとりだけ生き残ってしまうとか、まるきりパニック・ディザスター映画や漫画の影響を受けた悪夢でしたね。

なぜか専門学校に通ってる時だけ、何度も見たのが 「カッターナイフで自分の指を全部切り落とす」という夢。

あと、息子のと近いけど もっとリアルに近いもので、友人知人に軽蔑される、知らない人に悪口をSNSでかかれる、とか。

だんだんスケールがちっちゃく、でも起きた時の後味が悪いものになって行ってますね...。

 

今、そんな悪夢を見て目覚めたときの対処は でっかい声で 「まあ、夢は夢だし!!」 と言ってみることです。それで、アチラ(眠りと夢の世界)とコチラ(現実)に境界線を引くことが出来ます。あと朝日を浴びること(なんだか冬季うつの対処法のようだ)。

おもろい、物語性高い夢でしたら、メモってネタにするんだけどな!

 

そんな、息子の見た悪夢から色々感じたことでした。

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