鎌倉歴史ミステリ 『御成敗式目の殺人』を読みました。時は1232年、まさに御成敗式目を定めようと奮闘中の三代執権・北条泰時が主人公。バディは叔父で連署の時房、です。
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これは...ほぼ 『鎌倉殿の13人』 のキャストをイメージして書かれているのかも…? というくらい、あの大河ドラマの後日談? スピンオフ作品? というくらいキャラクターがはまっています。ドラマ観ていた方はすぐ没入できる。
回想に出てくる義時がとても小栗義時だったので、そこだけでも読んでほしい。心配性お父さんかわいい(物語の核心とは何も関係ない)

のんきに「執権になっても、真面目だけど抜けててポンコツ…。また酒で失敗しちゃう泰時かわいいね…❤️」などと思っていると、終盤は、アラ?アララ?? と思わぬ展開に転がって行き、驚きました。
そもそもの「法」がない中世武士社会で「罪を暴くこと」を目標とするミステリ作品を、現代の常識に凝り固まった読者向けに説得力を持って編むのは、とても難しかっただろうなあ。…とメタな、余計な想像をしつつ、まさにそんな寄る辺なかった社会を「道理」によって克服しようともがく、泰時の脚元のブレなさに、励まされました。




