ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

映画 『大河への道』 観ました。

『大河への道』 レイトショーで観てきました。

 

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『引っ越し大名!』 『超高速!!参勤交代』 などが好きな私...ああ絶対好きだぞこれ...同じ匂いするぞ、という匂いに誘われて観てきました。…なんかこう、すごく安心して面白がれた...!(鎌倉殿に染まりすぎてる)とても癒されました! 

ロケ地はだいたい佐原、九十九里浜伊能忠敬記念館です。全千葉県民は観ろ! 社会科見学で行ったことある場所いっぱい出てくるよ。(以下、内容バレあり)

橋爪功さん演じる脚本家のモデルって、誰なんだろうな…。(三谷氏ではないなw)「この人物を主役に書こう」と調べてみたら、その周囲の人々の興味深さを知り、掘り下げたくなる…というのはあるある~、って思いました。

そんな脚本家の口から、香取市の職員である現代劇パートの主人公(まあ、時代劇パートも、どちらも中井貴一さんなんですが)に語られるプロットが、劇中劇(忠敬の死から始まる物語)として、進行してゆきます。それが  「なぜ、偉大な業績を残した伊能忠敬が主役の大河ドラマが、いまだに作られないのか?」 という問いへの(作中での)アンサーなのです。

 

あとは色々箇条書き。

・タイトルの 『大河への道』 は、ダブルミーニングですよね。大河ドラマというブランド名を指しての「大河」と、じっさいの歴史・ひとの成したわざ という大きな流れを指しての「大河」と...

・すべてのキャストが、現代の役と、チョンマゲ着物の時代物の役を演じ分けてるのって、サラっと流しちゃったけど地味にすごいな...?

・西村まさ彦さんが安定の不憫さ

中井貴一さんと松山ケンイチさんが、ずーっと仲良くキャッキャしてるのでニヨニヨしちゃう

北川景子さんのお着物、「ザ・粋」で、どれも素敵だった! 帯の締め方がちょっと変わってて

チーバくんの露出度、アピールがはげしくてニッコリした。(出張中の松ケンの椅子に替わりに座らされてるチーバくんさんのぬいぐるみがかわいかった)

・「地図を見て泣ける」 唯一の映画だと思う

・だんだん主人公の意識の中で現実と物語のあわい、時空の壁が融けて、言葉遣いを間違えちゃったり、区別があいまいになってくるのが、ファンタジーっぽくて好き

・マサオクサカリに千葉県知事になってほしい…

 

原作が新作落語というのも納得でした。まったり肩の力を抜いて時代物を楽しみたい時にオススメです~。

 

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