今年度も大河ドラマが始まりました。例年以上にわかってません…「平安時代が平安じゃない」のは知ってるけど(戦争・叛乱・蜂起があるとそこだけは覚えてる自分が嫌になってしまう)、圧倒的に源氏物語知識がない…飼っていた鳥が逃げる→それキッカケで出会いが→「若紫」だ! って 「そ、そういえばその場面は古典の教科書に載ってたかも(おぼろげ)」…という感じ。
あくまでも作者の紫式部の物語で、源氏物語の場面の劇中劇のような表現はないとスタッフの方が仰られていたけど、なるほどこういう~! と膝を打ちました。
好きな俳優さんが出演されているので、まずはそれ目当てで。蔵之介さんもだし、『麒麟がくる』から気になっている玉置玲央さん(藤原道兼)が、初回からググっと引き込む演技をされたのが嬉しかったです。とんでもないことをしでかしてますけど。権力を掌握するために、子どもたちを「役に立つ駒」扱いする父がいたから、愛に餓えた道兼は歪んでしまったので、彼も苦しい…というのはとてもわかりますが。大石静さん、ストーリーを盛り上げるために母親を犠牲にしがちなのはウーン...ですよねぇ。正直「またか」と思うところはあります…。
記録に残る道兼の生涯も、何も知らないけど、ドラマのあれは 「こんな穢れを浴びた彼に、返ってくる『報い』が果たしてどれほどのものか、震えて待て!」 という神のお告げならぬ伏線…フラグ…だと思いました。ただではすまさねえ感。
まあ、こんなことが少女時代にあったら、聡明な紫式部は権力に対して冷めた意識を持って生きるようになるよ、と思いました。
父親に 「お前が男だったら良かったのに」と言われるの、彼女が日記に書いていたんでしたっけ…ワアア私も結婚前、上司から言われたワー! って思い出しちゃった。書き残すと言うことは紫式部も絶対思うところあったということですよね。
そこここに、現代に生きる多くの女性が共感できる部分があったなー。
続けて絵や感想書くかどうかまだわからない(気分しだいなので)けど、ジックリ観て行きたいと思います。