はてなブログ10周年のお題が「10年で変わったこと・変わらなかったこと」だそうなんですが、私が書きたいのはもっと最近の変化です。
(10年前...このブログを遡ればその頃の心境もわかるだろうけど、全然記憶がない...w 娘を妊娠中で、まだ今の家じゃなかったことはわかるけど)
エンタメや嗜好品の「好み」レベルの変化もありますが。1年前の自分が良い、と思ってた考え方、「これが私そのものだ、これないと生きていけない!」と信奉していた観念を、今はそうは思えません。
逆に嫌いだったモノゴトを好きになったり。さらに2~3年もさかのぼるとその頃と全然違う考え方になってる! と思います。特にここ半年ほど 心の持ちようが激変してる! 外から見たら変わってないだろうけど じぶんでは「めちゃくちゃ変わった!」と思ってます。
夏の終わりごろ 「もう少しキレイにしたい」と思い始めて、スキンケアと爪のお手入れからやっています。
あれほど「メイク嫌悪」、外見に気を使うことを憎んでいるくらいだったのに何という変わりよう...!
思春期になっても、見た目をどうにかしたいと思ったことがなく、入浴も洗顔もおっくうで、母親に呆れられるほどでした。
成人する前後、就職というステージに上がるころに「外に出る際のエチケットだ」「好感を持たれるためだ」と言われても、「ケッだれがしてやるもんか!」と抵抗していました。
でも「なんだ、自分のために、お手入れしていいんだ。これは『いたわり、手当て』だ」と、化粧に対する解釈が、変わりました(リクツっぽいですね)。
なにか、心の中のコダワリという障壁をひとつ、消すことが出来たのかもしれません。
スキンケア、やってみてわかったのは、高い商品を使うよりまず楽しんでやること。「おおーいいぞいいぞ~」と自分を持ち上げながらやることw が大事なんだなって。
毎日コツコツ続けるほど肌の調子が良くなって、触った時にすべすべしていて気持ちいい、すごい。朝起きて鏡見るのが楽しみ。自分向きの商品について調べて、お店で相談しながら試すのも楽しい(新たな底なし沼が…)。ホントに「自分のため」ですね。
好きな色で爪を塗ることは、精神的にとても良い効果がありました。
長年爪噛み・ササクレ剥がしの癖があって指先がボロボロだったけど「整えよう!」 と思い立って手入れ初めてキレイに伸びてきて楽しいです。皆さんが仰るとおり、顔よりも日に何度も見る体の部位だから、例えば絵を描いてる時にネイルを塗った指先が目に入ると気分あがる、わかる! ってなりました。
これも麒麟関係のフォロワーサンのネイルに関するツイートのお陰です。マネしてみたくなって!
あと、もうひとつ。ベースメイクについて調べていて、「ワーこのひときれい! こうなりたい!」と、ティン!! と来たのが とある韓国コスメブランドのビジュアルだった男性モデルさんです。
ずっと「なりたい女」については、どんなに美しく、ととのった女性でも、別にあこがれない、ピンとこないけど 「なりたい男」のイメージは、自分にはあったんですね。
…思えば、好きな(見た目が男性の)俳優さんって、「タイプだ、付き合いたい。」とかでなく 究極は 『自分が目指すモデル』 なんだわ。
と気づきました。…はるか彼方のモデルですけど!
今、すごく困りはないけど。「女らしくしろ」っていう環境・年齢の時(つまり独身で、若い頃)はキツかったし。なりたい自分は、「いかにも女」な姿じゃないかもしれない。わかりやすいカテゴリに入れられない、「グラデーション」なんだ...というのを、最近多様なセクシャリティに関する入門書を読み始めたのもあって、自覚するキッカケにもなりました。
(性に関するセルフイメージについては 今後も触れることがあると思います。)
人って…イヤそれは範囲が大きすぎるな、「私って変われるんだな、変わっていいんだ」と自分に許せたことは大きな変化。
もし「前と違うこと言ってますけど、何でですか」 と責め気味に突っ込まれたとしても(何より自分の内なる声がそう責めてくるんだけど)、「そうだよ、変わったんだよ、ずっと同じではいられないんだよ~」としか、言えない。
昔の私が良かったという人とは離れ、今の私でOKな人と繋がってゆけばよい。そのようにしか生きられない。
この1年で、前はしょっちゅう、まるであいさつ代わりみたいに言ってた「しにたい」と思うこともなくなったし、いろんなことがおもしろくなったし。「新しいルールに縛られた」わけじゃなく 「開放された」感じで。たのしみなことも、増えたもん。良かったよ~!