ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

ふたりの、それぞれの新学期。

小学生・中学生、子どもたちのそれぞれの新学年、新学期が始まりました。

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イースターの墓前礼拝の花

始業日、帰ってきた娘は さっそく 「〇〇ちゃんと違うクラスになっちゃった」 とか 「先生は新しく来た男の先生で、ちょっと厳しそうだ」とか... 小学生が進級したとき必ず気になること、「ドキドキしどころ」を 楽しそうに逐一報告してくれたので、ニコニコ聞いてました。

娘は新任の先生が担任になったり、学童や学校に新しく来た子がいると 「私が教えてあげる!」って、すごくはり切るんですよね。いたいた子どものころ、クラスに世話好きな子。

でもまさか自分の娘がそういう子だとは。私とは真反対でおもしろいな...。

この学年からクラブと部活動も始まります。どちらもやりたいことがあるそうです。学級役員にも立候補するそうで、夢がいっぱいで、楽しみだねぇ...! と思いました。

 

息子の新学期は、明日の児童精神科への通院から始まるのかな...。

始業日の夕方に 新学年の担任の先生が家まで訪ねてくださって 提出する書類、修学旅行のお知らせ(京都らしいけど、みんな行けるのか...?)などを持ってきてくれました。少し現在の状況なども話して。

 

本人は 「学校」にかかわる言葉、先生や勉強や進路や同級生...などの諸々に背を向けてしまっているので 関係者の訪問があった時は、部屋からは出てこないです。

 

 

息子は ベッドの上でゲームをして 動画を見て、という生活を1年以上続けました。

身長はもう私よりだいぶ高くなったけれど、立ち上がると筋肉がないので ひょろり・ふにゃりとした猫背で 日に当たらないので白く、ボサボサ髪の頭が、棒のような体のうえに乗っかっていて やけに大きく見えます。

むりやり登校させた所で、1日授業を受けるエネルギーも、椅子に座り続ける筋力も ないな、とわかる。

 

どこも悪くない。病気ではない。困っていない。

家にいればいい、家がいい。

中学校、つまらない、行く意味がわからない。まったくそのとおり。

 

ただ、どうしても

 「家が好きで、家族となら話せて、居心地がよくても。この生活が、いつまでも続けられると思う?」 

というのを、私は突きつけねばならない立場で、今がそのタイミングだと思っています。

 

前回、お医者さんから 「成長期の年齢に伴わない体重や体力が、いちばん気になる」 ということで 入院しての院内での生活面の指導、それと中学生としての通級を勧められました。

息子以外の家族で意思統一は出来たので そちらに向かって動きたいと思っています。

(※もちろん入院には本人の同意が不可欠なので、決して勝手に決めないです)

 

まだどうなるのか 彼はどうしたいのか、何も先が見えない、けれど、せっかく長いことウロウロ探して、待ってつかめた「変化への糸口」なので。

(心のお医者さん 特に子どもを診てくれる病院はとにかく時間がかかる...専門科のある病院が少なくて、初診までが長い...仕方ないのかもしれないけど...)

やってみようと。ここが本気の、背中の押しどころじゃないか? って。

息子にも今までと違う生活が待ってる、春が来てるんだと。その道が用意されたんだ、と思いたいです。

 

ふたりの、全く違う、それぞれの春のスタートでした。

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