ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

あけましておめでとうございます・2021

あけましておめでとうございます。今年も、こういう状況(東京・埼玉・千葉に再度緊急事態宣言が発令されるかもしれない)だと、まじめなブログ記事が多いと思いますが良ろしければおつきあいください。

 

 

元旦のうちのお雑煮です。美味しくできました。お椀は、神社の境内に「ご自由にお持ちください」って書いて置いてあったものをもらってきました。

 

 前回の記事には書けませんでしたが 今年も引き続き、息子の中学校不登校について取り組むことになります。

一般には高校受験を迎える学年ですが そこに何のこだわりもありません。進路より前に「生きていくには...」ということを考えています。

昨夏~秋にかけては、ずっと相談先を巡っていました。スクールカウンセラー自治体・警察等の家庭訪問もあり にもかかわらず息子は家族以外の誰とも会おうとはしませんでした。

オロオロするだけで、「息子が家から出られなくなったのは、今までの自分の接し方のせいだ」という思いが募っていました。

 

同じ時期に重なるように、夫がほとんど家に帰れず、車やネットカフェで寝泊まりを続けるほど仕事が忙しく お互いに疲れがたまって、顔を合わせても「こっちのほうが大変なんだぞ!」とでもいうケンカ腰の応酬ばかりしていました。どちらも感染症とは関係なくストレスから体調を崩しがちでした。

 

そのうちに、自治体の相談機関から 「スクール・ソーシャルワーカー」という職種の方を紹介してもらったことで 気持ちを聞いてもらっているうちに「私のせいだ」や「なんで私ばかりが」という意識から、抜け出ることができてきました。

息子も少しずつ同級生の家と行き来して遊ぶことができるようになったり、食事や家族間の会話で、意欲や活力が感じられるようになったので、ゆっくりとですが変化の兆しがあります。

 

また、夫も働き方について今までとは考え方が変わってきたように思います。

仕事の愚痴というのを一切言わない人でしたが、この冬ごろから少しずつそういうものが口から出るようになり 「しょうがないだろ、仕事なんだから!」だったものが、仕事と自分を同一視するのではなく、ある程度相対化というか...

「おかしいのは仕事量についていけない自分ではなく、無茶ぶりばかりする会社のほうなのでは? 次々若い人が辞めていくのは無理もないのでは?」と、捉えなおすことができ始めたようで。「今日はここまで」、「あとは任せた」と言えるようになり、意識して仕事と生活・健康のバランスを取るようになってきたような気がします。

 

「家に帰ってこない」夫 と 「家から出られない」息子 は、ひとつながりの合わせ鏡のように思います。どちらかが変わることで もう一方もかわるのでないか。家族はそういう、バランスの結合なのかなと思っています。

 

私がしたことは何か家族に強くはたらきかけたわけではなく、第三者に入ってもらい、心境を聞いてもらったことだけです。でも、それが必要でした。聞いてもらう、整理する、それは自力ではできません。

 

「ひとりで抱えこまない」

「困ったら、恥ずかしくても一度『自分を開いて、話す』をやってみる」

 

私は昔からおしゃべりで、このように不特定多数に向けて文章を書くのも好きで その延長で相談員の方に向かってやっているようなものなのですが、人によっては「感情を言語化する」のが難しい方もいるかもしれません。

そういう方にも 言語ではないアプローチで見てもらえる専門家はいますので (箱庭療法など)頼ってみることをおすすめしたいです。

 

とりまく社会も家の中も 上手くいってることばかりではありませんが とりあえず今年前半は、家族の心の落ち着きについてが 自分取り組んでいくことだなと思います。

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