ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

ワクチン接種と禁酒と自分のこと。

コロナワクチン2回目接種を終えました。副反応らしきものは軽い腕の痛みがあるだけで翌日から支障なく動けています。

 

基本的にワクチンは信頼してる立場ですが、体にとっては未知のものを入れるのでどんな反応があるかわからないな、と思い、念のため1回目のワクチン接種の1週間前から酒を飲むのをやめました。

2回目接種後も、今のところ禁酒を続けています。もう飲んでもいいのですが続けられる限り禁酒してみようかなと思い始めました。1ヶ月ちょっと続けることが出来てます。

仕事を終えた後、コンビニに寄って缶チューハイを買い漫然と習慣で飲む生活をしていました。休日は昼から飲んでいました。毎日欠かさず。

お酒にお金をかけることに罪悪感があったので買うときにはなるべく安く、それでいてアルコール度数の高いものを選ぶようになっていました。そうするといわゆるストロングゼロ系になります。味とかどうでもいいんです。

それを家族に見られないように台所とかで飲んで、空き缶を入れる箱も別にしていました。

「こういう飲み方よくない」と思いながら止めることが出来ず「アルコール依存症かもしれない…いやそこまでではない…かも」という、不安やそこから目を背ける気持ちを、行ったり来たりしていました。

一番良くないのは誰にも言わないようにしていたこと、知られるときっと叱られるから隠さなければ、と思っていたことです。

 

ワクチン接種をきっかけに禁酒して、わかったことは

体の面では(私のような中年は)とにかく「飲まないと痩せる」ということです!!

休肝日ていどじゃなく数週間止めないと効果は出ないけど確実に変わる…同じように食べても脂肪にして溜めない体になる…。

お酒と一緒に食べたくなるおつまみがありますが 特に揚げ物・しょっぱいものを、おなかパンパン、気持ち悪くなるまで食べるクセが発動する(酔っぱらうことで満腹を感じるセンサーもマヒしてしまうらしい...)ので当然太ります。

若い頃はそれでも代謝でリセットして行けたのですが この歳では過剰カロリーを消費できず脂肪にして貯めこんだり下半身、脚がむくんだり。ブヨブヨになり、どんどん体が重くなります。

 

心の面では、飲んだ時は一瞬アッパー、元気になったような、細かいことを気にしなくなって悩みが吹っ飛ぶような気がしますが、すぐ無気力になり何も出来なくなります。

 

「今日こそ飲まないぞ!→ああ、またコンビニ寄っちゃった...→何となく買っちゃった...→飲んじゃった...→(一時的に)何も怖くない!→疲れた…また何もできない、私はダメな奴だ(と思いながら寝る)→ 今日こそ...」

 

という自分で自分を嫌いになるループ(葛藤エネルギーを使う繰り返し)にハマってました。

やっぱりそんな葛藤を抱える飲酒習慣はおかしい。続けてたら病気になる。抜け出したいと思っていて、でもひとりの意志では出来なくて…どんどん自分を責める気持ちが強くなってたところに、コロナワクチン接種の機会が回ってきたという感じです。「これ済むまで、やめてみよう!」と。

 

もしこれから飲酒を再開するときに、心がけようと思うのは

・『ひとりで、人の目のないときに飲まない』

・『ちょっと値段のいい、おいしいお酒を、味わって飲む』

のふたつです。

 

ノンアルコールビールは飲んでいます。今のところそれを飲んでもアルコール飲料に手を出したい気持ちにはなりません。

禁酒によって手に入れた「体のスッキリ感」「葛藤のない心」。それが心地よいと思えるうちは、そちらを拠り所にして続けていけるかもと思います。

 

今の課題は、酒を止めたことで「やけにシャッキリして活発になってしまった『脳内おしゃべり』の処理方法」です。

もともと私の飲酒習慣ってこの「頭の中が動きすぎてシンドイ、落ち着かない」を抑えるためだったんじゃないか? と気づきました。

 

「いくつものことを並行して考えてる」

「起きてから寝るまで、頭の中で自分どうしが話し続けてる」

 

そのおしゃべりの中から自分を追い詰める声が聞こえたり、どれを、何を優先していいか決められなかったりしてパニックになったりする。

だから鎮静剤としてアルコールを入れてやっとちからが抜ける、活動が抑えめになる…というのが若い頃の私が見つけたとりあえずの対処法だったのかもしれません。

(年取ったことで何もできないくらいマヒしちゃうようになったんですね)

飲酒止めたら「脳内おしゃべりの吐き出し場」である、SNSへのポスト数が増えちゃったのに如実に表れていると思います…。そんなにつぶやくことあるか? って自分でも不思議で仕方ないです。

 

メッセージなどでコッソリと言われたことはあるんです。しかるべき医療機関で診断を受ければいわゆる脳の発達のかたよりがあるんだろう、と。

子どものころ(特に義務教育期に)感じたり指摘されたりしてた「『普通は』そこまで考えてないよ」「考えすぎだよ」という感じと「お酒に頼って忙しすぎる頭をマヒさせて楽になりたい」こととは、つながってるんだろうなあと。

 

今はそういう「考えすぎる面がある」「頭の活動をやめられない」ことで、家族や職場で、時々ウッカリすることはあれど、攻められたり、大きなトラブルになる環境に、たまたまいないので(それはとても、ありがたいことです)ハッキリ診断を受けるまでには至っていないです。

もしこの性質のために仕事が出来なくなる、家族が困るということになったら、治療に取り組む「症状」になるのかなと思います。

 

酒依存を止めてもSNS依存が加速してしまっては…と思うので、そこは通っているカウンセリングで相談しながら、生活に支障が出ない健康を守れる対処法、頭の中のおしゃべりの「逃がし方」を探っていこうと思います。

 

描くこと・書くことで、頭の中身を外に出すことは誰も止めないし、むしろ周囲の人は認めてくれ、勧めてくれるので、続けていこうと。

アルコールよりは、体にはいいと思います。

 

では、まとまりませんが。