ケニアで医療宣教していて、おととしの大統領選後の内乱に巻き込まれた看護師さんが
今日教会に来て、写真を見ながら話をききました。
ルワンダ内戦は「ホテル・ルワンダ」という映画になったので結構有名になりましたが、
あれと全く同じことがケニアでも起きていたってことです。
昨日まで親しかった隣の家が、部族が違うというだけで焼かれたり
暴動のあとに通りに死体が転がってたり、とかね。
難民の救援活動(医療・物資・祈りの心身両面で)に行ったりしたけど
「ものすごい無力感にとらわれた」そうです。
ひとつの命を助けるのにどんなに頑張っても、病院の外では何倍何十倍の人が一瞬で殺されていくのです。
信仰に支えられてはいるものの、ご本人はそれらが脳裏に焼き付いて離れないだろうし、まだ言葉にならない思いがたくさんあるだろうなって・・・。
その人たちにちゃんとワタシたちが送った義捐金が届いていて、生きた使い方をされているのを見るのは、嬉しかったけど・・・。
「母親は外で暴動がおきているので病院にかかれず、子どもを産み落として亡くなりました。
でも皆さんの支援のおかげでミルクを買うことが出来たので、子どもの命だけは助かりました。感謝です」
生の経験の重みで、今自分がクヨクヨしてるのがぶっ飛ぶことばっかりでした。
まずは、看護師さんご本人の心身の疲れがしっかり癒えますように・・・。