ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

「楽しむ」素養

ここんとこ週一ペースで都内のお客さんと打ち合わせがあります。

その帰り道で、上司が「作ってる人間が楽しまないとお客さんが気に入るようないいものは作れない」というようなニュアンスの話をしていました。

(多少ルーズなところもあるけど)こういう考えを持ってる人の下にいられるのは幸運なことです。

 

でも、この「楽しんでやる」というのは、一見柔らかい言葉ですが言われる相手によってはとてもハードルの高い要求なんじゃないか、と思いました。

デザイン・モノづくりの上で「遊び心」が大事だというのもよくききますが、心から遊んだ経験のない人にはなかなか伝わらない・・・

「楽しみ方」などというマニュアルはきっと永久に作ることはできないので

小さい頃から「~したい」という気持ちを抑圧されてきた人(と言うとちょっと大げさかな)で「何が楽しいかわからない」となってしまった人に、いきなり「仕事を楽しめ」「遊び心を発揮して」というのは、なかなか「厳しい」注文だろうなーと思います。

 

ワタシはもう楽しいことばかり追いかけてきた人間なのでその辺は心配ないかな・・・むしろ羽目を外しすぎないように引き締めて、メリハリをつけていかないと(笑)

まったく自由にやっていいと言われるよりは、破ってはいけない場のルールがあって、それと自分の好みのせめぎ合いというか、脳内で駆け引きすることが「楽しさ」を感じるところですねー。