今日のおまけ:『キレンジャーカレー』発売。
デスノート12巻を読み終えました。コミック版の物語は完結。
あと1巻資料編が出て、西尾維新著の小説版も出るそうです。
映画はあまり食指が動かないです。小畑先生の絵あっての作品と思ってるので。
ワタシは筋道立ててものを考える頭が弱く、言いたいことをふわ~っとまとめるタイプ
(で、文にして表そうとすると上手くいかなくて歯がゆい)
なので、この漫画は「よくわかんないけど頭いい人たちが頑張ってるなあ~」程度にしか
かけ引きの内容を把握できないまま、ストーリーを追っていました。
どっかに設定ミスとかムリな展開があったとしても気づかないし(笑)
とにかく、ラストは、満足。
ニアが月に言った言葉や、幕間(黒いページ)の文に、
「つまり、そういうことなんだよな」と、ストンと納得が行く決着でした。
これだけ大量に人が死んでるわけだから、後味が良いことはないんですけどね;
少なくとも、ニアの正義と、ワタシが思う「大切なこと」は、一致していました。
月のように高い理想や、それを実行できる頭脳がなくて、
いつも自分や他人の罪をごまかして見逃してばかりいる、
ごくごく平凡な人間であることが、世界にとっても自分にとっても、
とても幸福なことなんじゃないかな、と思いました。
死後の世界などない。死んだ者は生き返らない。
ありふれた死生観と、当たり前の真理。
でも、それを「少年ジャンプ連載漫画」で宣言したってことがすごい画期的かなと。
ヒーローは生き返るのがデフォルトの作品に慣れた、ホントに少年の読者は
ショックだったんじゃないでしょうか。いい意味で、ね。
最後の祈りのシーン・・・あれはミサなのか関係ない少女なのか、絵からは判断つきません。
んでもあれは「キラによって希望を与えられた人もいるんだよ」って示す以上に、
何か深い意味はないように思いますが・・・? うーん。
この頃読む漫画(全部ダンナさんが買ったもの;)に共通して言えるのですが
超人的な能力を持った主人公が壮絶な体験を経ていろいろ活躍して、
それはもう楽しくてドキドキするんだけど、ページを閉じる頃には、
「平凡な人が一番シアワセなんだ」という所に、感想が落ち着きます。
『20世紀少年』読んでて、特にそう思ったなあ。
最近、何を読んでもそういうふうに受け止めてしまいがち;