選挙で、将来を憂う人の話を聞くたびに、
「このままでは日本はダメになる」という演説を聴くたびに、
じゃあ「とことんダメになった日本」ってどんなだろう? と空想する。
「ダメ」にならないように、予防注射を打ったり防壁を作ったりするのが
政治の世界の人たちの存在意義なんだけれど、
(いや、一般市民もそのために頑張って勉強したり働いてるんだ)
ワタシは今とても「ダメになっても生きていく方法」の方に興味がある。
どんなにお説教されても、未来に対して悲観的な思いは捨て切れなくて、
興味本位で、そんなダメになっちゃった日本を見てみたいなぁ~と思う。
(いや、興味本位じゃだめっすね、当事者ですねワタシ)
もし日本と言う国が滅びちゃっても、まさかいきなり元日本人が皆殺しになるってのは、ちょっと無理があるだろうな。
そのときそこにいる人間は心臓が動いている限り、生きなきゃならん。
今、私たちがなくなったら困る! と騒いでいる権利が、福祉が、生きがいが、
その他一切の持ちモノが無くなっても、虫や草を食っても生きなならん。
ケモノのようにボロボロなって死に物狂いで生きるだろう、その意味も目的も、考えるヒマもなく。
ひとりじゃ生きていけないから仕方なくでも助け合うようになるだろう。
引きこもりたくても、いざ本当に死ぬかもと思ったら外に出て、食べる物を探すだろう。
子どもも生まれたからには、どんなに無知無学だって育つし、育てていこうとするだろう。
理屈もかっこよさもクソの役にも立たず、必死で食って生きていることが優先する世界。
心のどこかで、そんな戦後すぐのような・・・いやもっと原始状態の世界にあこがれている。
人間がちっともかしこくなく、栄えてもいない時代に行ってみたい。
そんな暗い未来を夢想するとき、なぜか楽しんでいる自分がいる。
そんな環境でワタシはどう生きていけるか(または死ぬか)なあ?
明日はもうちょっと楽しいことを書きます。