ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

『トランスフォーマー/最後の騎士王』観ました。

3D吹替で観ました!

どりふと

以下、ネタバレ気にせず書きます↓

観終えてしばらく経つと「あれ? 今回そんなに爆発してない??」と思いました(※深刻な感覚の麻痺)

あとセリフの端々に 今のアメリカの世相を映してるなあ...と感じるところもありました。

ロード・オブ・ザ・リングシリーズ大好きマンにはたまらん幕開け!

・終始サー・アンソニー・ホプキンスがノリノリでさぞ撮影を楽しまれたのだろう、というのが伝わってきてこちらもウキウキした! あと小粋な英国紳士ファッション良き! お住まいのお城が壊されなくて良かった~

・紳士と言えばメガトロン様だよ...

・(マニア目線)ホッドロッドの吹替はジャッキー石丸さんが良かったなぁ

・もはやどんなトンデモな古の因縁設定が出て来ても驚かないぞ!

・ハウンドがたのもしかわいい。少女に優しく、ケイドのこともそれとなくいたわってくれてる。

・ケイドパパの境遇がつらい、でもまさにヒーロー然としていてかっこよかった。そもそもオプティマスと偶然出会ったために、パッとしないけど平穏だった人生を大きく狂わされて、

こんなにも自分を犠牲にする責任はないのに、TFを仲間として助けて。それを使命と思って行動し、それが報われるどころかお尋ね者として生活して来たんですよね。今回の映画の後で少しでもテッサと顔を合わせ、話す機会があったことを願っています。

ロストエイジから引き続き登場のオートボットの皆さんが元気でホッとしました(ダイナボットは繁殖してるし)が、唯一不安は、ドリフト=サンの生死だけが! アヤフヤで終わったことです! 最後オプティマスのナレが入るところで、いなかったよねぇ...?? ヘリに変形して上空にいるのかな? それを確かめるためにもう一回観なきゃだし、本当にわからなかったらもちろん次回作も観なくてはいけない!

WIREDさんの評に書かれていて納得したのだけれど、今回の映画は(特に後半)「横長のスクリーン上で、タテ方向にキャラクターが移動しアクションが展開する。それも『海底→地上→オスプレイがギリギリ飛べるくらいの高空』という幅がある」めずらしい構図だったと思うのですよ。時間の流れをゆっくりにする武器もあるわ、重力がなくなるシーンもあるわ。飛翔←→落下を繰り返してるうちに 上下の感覚もアヤフヤになってくるのすごい。時空がいろいろ捻じ曲がっていた。

初めて「ああ~スクリーンが縦長だったらいいのに!」と思うような、かなり実験的な試みをした作品だったのではないでしょうか~。

前作までと、細かい部分のつじつまが合ってない点では、めちゃくちゃアラがあるストーリーなんだけど、ちょい大局観的に「ひとつの神話が現在進行で生成されている」「かつて人類が歩んだ歴史を、今度は異なる種族の間で再び繰り返す」ような気持ちで眺めると

割りと深い、噛み締めることで味が出る映画なのかもしれん...。

でも「そんなことどーでもいーよー!」とほっぽり出して考えなくても それはそれでヒャッハー出来て楽しいから良い...。

とにかくめちゃくちゃ楽しかったー! わー! 安定と信頼のベイムービーでした!