今週が最終回だったんですが、良いドラマだった〜!!
英子役の上白石萌歌さん、歌手の卵という設定だから カバー曲からドラマのために作られたオリジナル楽曲まで、ものすごい数の曲を劇中ステージで歌ってた…。悪役だけど、前園ケイジの曲も好きだなあ。
音楽に真摯で、だけど生きるのが不器用な人たちがいっぱいで。 恋愛要素なし、音楽もラブソングなし で、いいんだよ…こういうのがいいんだよ。それでもすごく面白いドラマになるんだよ…。ドラマの最初からずっと、オーナー、孔明、すべての男性登場人物たちが、英子を、女の子として見てなくて、小娘あつかいしたり、容姿に触れるセリフなんかもひとこともなくて(←現実のショービズの世界では、あることだと思う。そこはこの作品はファンタジーで、だけど優しいファンタジーだと思う…)アーティストの卵として、優しく・厳しく接してくれるのが、ストレスが無くて嬉しいなぁ~! って感じた。
英子が倒れたとき、孔明もオーナーも本当に心配そうで、歌番組には出なくていいからしっかり休めとか、疲れてたことに気づけなくてすみません、って謝るのマジで良い大人たちだー! ここにはキチンとした大人が…いる…! って、心が温かくなった…。(何か怪しいおまじないしてたのはつっこんだけども)
そういうところ、ほっこりする温泉みたいなドラマだなあと思いました。
最終回だけでも、KABEくんがケイジにフェイク野郎! ってかましてから以降のカタルシスがすごかったわ…(この、ステージ上でのディス&暴露は英子の歌では出来ない。ラッパーのKABEくんでなければならない役割だったよね)畳み方、映画級でしたよ…うまい…歌も上手いが、演出が話がうまい…すごい…。
現代だから、人の命を奪うことはしないが、かなりえげつない策を展開する軍師孔明。意識して 「ひとりだけ時代劇、ひとりだけ大河ドラマ」 で演じていたそうで。セリフのテンポとかスピードとか。現代への適応力は異様に高いけど、染まることはないのが、いい。
臥せていた龍が目覚めるように時折見せるいにしえの武人のきびしさがあって。とっても魅力的です。
(演奏される曲だけじゃなく、いかにも大陸風な劇伴もOPもとても好きなのです…こんなにピッタリ合うなんて)
三国志オタクのラウンジオーナー・小林と、孔明の友情も泣きどころでして。
小林がなかなかアウトローな経歴の人なんですけど、彼にとって孔明と英子の関係は、若い頃の音楽に真っ直ぐだった自分と、歌姫マリア・ディーゼルとの関係を重ねてみており、小林のふたりにかける愛情こもった世話焼きは、過去への償いであり、あのころの自分を救う行いだったのでは、と。小林も不器用なので言葉では表現しないんですけど(かっこいい)孔明と一緒にいるときのオーナーが、ようやく語る相手を得たオタクそのもので、ほんんとに楽しそう!!
なんでしょうね、この 「絶対ありえね~!!」というファンタジーな世界に、ドカン!とほんものの魂(大好きなものに賭ける心/そういう人たちへのリスペクト)と、技術(音楽や美術、歴史考証など)を込める!! 熱意… がすごいドラマだったなあと感じました。
音楽っていいなあ…としみじみ感じられる、素敵なドラマをありがとうございました!! 出演の皆さんで本当にサマーソニア(フェス)出来ますよね。観たいです!!
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— 水10ドラマ「パリピ孔明」公式 (@paripikoumei_cx) 2023年11月29日
「#パリピ孔明」
オリジナル楽曲MV公開🎧🎶
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最終回でEIKO(#上白石萌歌)が歌ったスペシャルバージョンの「Time Capsule」MVが公開!
英子目線での物語が映像に収められています📽
最終回のネタバレもあるので未見の方は先に最終回を!
▶https://t.co/Kirjkwcy7V
ぜひご覧ください✨…