トーハク行くのはだいたい年1ペースですが 今回の、この展示はもう...外せないよね!
平日を選んだのに、さすが注目の展示。すごい混んでて…。(この後、会期延長のお知らせが。)単眼鏡忘れちゃって、書画はあきらめるしかなかったともいう…舟木本だけは舐めるように観てきた…したらその後、本館の中で4K展示で拡大して観せてくれた 救済。
全部ジックリはとても時間が足りない! と悟り、とにかく国宝刀剣の間の、刀の周りをぐるぐるぐるぐるしてました。 (でも本館のほうの刀剣の部屋はガラガラだったよ…? 骨喰写しと鳴狐と毛利藤四郎、展示されてたのに…!?)
トーハクに所縁の深い渋沢栄一を演じた吉沢亮さんの、ナビゲート音声ガイダンスも聞きながら。
入口に鎮座するのは、童子切安綱。そして今回の三日月宗近は、VIP席! ぐるっと裏も観られる特別なケースで、棟の傷が確認できたのが良かったです。音声ガイドでは「実戦で使われた傷かも」って…個人的にはそれには懐疑的だけど、やっぱり使ったとしたら、剣豪将軍義輝様じゃないの…? そうであってほしい...美しい刀は、美しい人が振るってほし…(麒麟脳)。という、それはロマンの範疇ですが。
やっぱりトーハク刀で 純然たる好みでいうと、大包平だな…。彼はいつもバックにジョジョの書体で『バァァアアン』って書いてあるのが見えるんだ…! あと吉房と助真も好き(わっかりやすい好み)。
【太刀 銘 備前国包平作(名物 大包平)】
— 東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」 (@tohaku150th) 2022年7月29日
備前刀の最高峰として名高く、さらに日本刀の横綱とも称される名刀中の名刀です。「大包平」の号は、その雄大な造形に由来します。江戸時代には岡山藩主池田家に伝来しました。まさに伝家の宝刀です。#東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展 pic.twitter.com/WuvG5RBdhz
遮光器土偶や、挂甲の武人埴輪など、古代考古物のスターのみなさんにもお会いできたよ~(これらのグッズが、めちゃくちゃかわいい)。
【埴輪 挂甲の武人】
— 東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」 (@tohaku150th) 2022年8月28日
左手は大刀を持ち、右手は弓を執り、背中には靫を背負っています。胴回りを守る挂甲を中心に、頭から足先まで完全武装した、写実性の高い武人埴輪です。近年修理が完了しました。#東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展 #埴輪の日 #ハニワの日 #はにわの日 pic.twitter.com/hakRd54MxL
トーハクヒストリー的な内容も盛りだくさんで、湯島で行われた、博物館コレクションの前身となる博覧会を再現した展示もおもしろかったです。真ん中に名古屋城の金鯱がドーン! と。
そういえば、前庭で刀剣男士のぬい撮りしてる方を何組か見かけて、ふふふって楽しく見てました。気づかれてたらすいません。ロケーションいいよね、紅葉きれいだし…。
私が行く数日前に、岸田総理大臣が来館して、刀剣乱舞に言及していたそうなんですけど。
コンテンツの存在と影響力を承知していて、これらを愛する人がいることを認識しているならばなおさら こうした文化財、この国に住む人々の、かつていた人々の共通の宝であるものの保護・修復にかかる予算を充実させてほしいと思っています。
どうして、あの有名な『見返り美人図』ですら、クラウドファウンディングで修復費用を募らないといけなくなっているんだろう(微々たるお金ですが募金してきた)。税金で武器など買わないでほしい。
史跡や美術館博物館に行く時、最近いつも頭によぎるのは 「ここに一発爆弾が落ちたら人命だけでなくこの文化と営みの記憶、すべてが一瞬でなくなるんだな」 ということ。
過去の戦災で繰り返され、後世の私たちが「あーあ、戦争がなければ。あれもこれも残ってたのにな!」と嘆いたことを、この国が、これからやるかもしれないということ。
ネガティブすぎるかもしれないけど、このごろ、古いものでもエンタメでも何でも、素晴らしいものを見た時「コレをまた見るためには、残すためには、世の中が豊かで、平和でないと。」とか。そう言うことばっか思っちゃいます。暗すぎるかな。
上野駅の改札口がすごく雰囲気変わってて、ビックリした...。あと国立西洋美術館もリニューアル後行ってないので、また行きたいですね。
東京駅の台湾料理店でルーロー飯を食べて帰ってきました(ドラマ『作りたい女と食べたい女』の影響です)。