ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

ダンナさんが被災地ボランティアに行ったはなし

以前から「東北に行きたい、自分の目で見てきたい」と話してたダンナさんですが、やっとまとまった休暇を取り(でも出発当日の明け方まで仕事してた・・・)18日~21日まで岩手県遠野をベースキャンプにボランティア活動をしてきました。

NPO法人 遠野まごころネットのサイトはこちら。

「100人サンタ」チームの一員として自前のコスチュームを着てプレゼントを配った大槌町では、津波被害のあと更地になった土地全体に土を持って、5メートルかさ上げするのにあと2年かかって、住宅をどうするかはまたそれからだ・・・とか。

「この役場の2階まで波が来て、何人亡くなりました」という説明を受けたり、農家の方の手伝いでもみ米の荷を負ったり、支柱を立てる穴掘ったり、などなど。

盛岡で被災学生の学資を援助する募金活動に立ったら、いっぱい入れてくれて寒かったけど暖かかったとか。日本中から来た人たちと宿で仲良くなったとか。

原発関係以外のメディア情報は減るし、記憶は風化していくし、政府が行う支援は年々減ってしまうけど。まだまだ震災は終わってないよね。っていうことと、「行ってよかった」っていうことでした。

正直、送り出すまでにはいろいろな思いがあってケンカもしましたw 全然もろ手を挙げて「いってらっしゃい」という気持ちじゃなかったです。

「家の中(子どもの世話)が大変な時期に、なんでよその土地のことをかまってられるんだ!?」っていうイライラが募って。頭では「遊びに行くわけじゃないんだから」ってわかってても。そんな出来た妻じゃないですよ。

でも戻ってきたダンナさんの、仕事から帰って来たときとは違うイキイキした表情を見たら「よかったね」って思いました。

ボランティアの人たちみんな、それぞれ個人的な事情を抱えつつ自分自身で決断してやっているんだろうな。

また行きたいと言うので今度は下の子がもう少し大きくなったら、家族で彼が泊まった宿に泊まってあちこち行ってみたいです。

遠野といえば妖怪と昔話の里でもありますから。それも支援の一環になるかなあと。

少なくともこうして、ボランティアを経験した人とその周囲の人は、ずっと関心を持ち続けることになるんだね。

おみやげはほとんど「あまちゃん」テイストというか、つまり三陸鉄道関連だった(笑 でもまじめな本ももらったので↓あとで読もうと思います。