北海道の旅から帰ってきて感じたのは、まず息子くんが新たな経験を積んだことによってひと回り成長したこと。
言葉が増え、応答がシッカリして、しぐさや表情が豊かになって・・・。この数日間で顕著ですよー。
そして、久しぶりに会うダンナさんの家族や幼なじみや高校の同級生がどれほど私たち家族を大事に思っていてくれるか、息子くんが生まれて元気に成長していることを喜んでくれているか・・・。これは本当に行ってみて会ってみなければ知らなかったことでした。
帰りに空港でバイバイをしたとき、義母が「おばあちゃん絶対長生きするから、また会おうね!」って泣き出してしまったんですよね。義父はあまり感情を表さない昔かたぎの男なので、そんなことはなかったけど、やっぱりさびしかっただろうな、と。
70半ばの義父母にとっては、遠く離れて暮らす末孫の存在が生きる活力になってるんですよね。
こっそり「次行くときはどっちかの葬式かなー」なんて言ってたんですけど、もう冗談でも言えねーわ。
あとやっぱり道東って、人間の住む領域に原始の自然の領域がヒタヒタ押し寄せてる感じがする。向こうの人にとっては変哲もない海や森なんだろうけど、見えない何かがぎっしり満ち溢れて生きてて、人間はその挟間に住まわせてもらってるというか。
冬行くともっと顕著なんでしょうけど。いやー、エネルギーもらったわ。
この一歩一歩、見たもの行った場所、すべてダンナさんに会わなければ一生来ることはなかった場所んだろうなって、感慨というか感動がありました・・・。(まあ結婚して以降の人生が全部そうっちゃそうなんですけど)。それこそ「思えば遠くにきたもんだ」っていう。移動距離もだけど、「心」もね。
ひとつの出会いが連れて行ってくれる場所の広さと深さと、こういろいろと胸に刻んでおきたいなあ、と思いました。
今、日常の生活が物理的にも精神的にも「きゅうくつ」に感じて困ります。
千葉の道車多すぎー! 空気汚すぎー!
やっぱりまた行かないと!