映画『電車男』観てきました。
いやいやいや。夫婦して泣いちゃいましたよ。疲れてたから涙もろかったのかもしれないけど。
感動しました。
もう、これがフィクションかノンフィクションかなんてこだわるのは、野暮です!
千葉中央の某シネコンで観たのですが、30分前に着いたら満席ギリギリすべりこみ状態でびっくり。客層が普通におしゃれなカップルばっかりでまたびっくり(笑)「あ、そうか、コレ一応恋愛ものなんだっけ!」とやっと気づいてみたり。
ロビーで売ってた百式Tシャツは、隣でやってるZガンダムのグッズだろうと思ってたら・・・(笑)
という感じで、ヲタを自認する人(笑)は劇中に登場する各種アイテムにツッコミを入れるのもおもしろいです。『攻殻』が大好きな人ほど『マトリックス』は認めないんじゃない? とか、オタク=エヴァはちとステレオタイプすぎねぇか・・・とか。
「名無しさん」たちの悲喜こもごもな様子がおかしくて、素敵!
仙台在住の引きこもりくんが、ドアを開けて外の世界へ出て行くシーンでウルッときました・・・。
この架空の登場人物たちの設定は、すごくストーリーを引き立ててくれてる感じがします。
逆にクライマックスシーンは、主人公がヒロインを探して疾走するという「いかにもフジテレビ」臭が鼻につく(笑)改編をされたために、それまでの淡々とした描写から浮いてしまい変にドラマっぽくなってしまったのがちょと残念でした;
オタクって、貶される前に自ら貶めることで、頑なにプライドを保ってる人種だと思うのです。
オタクだけじゃなく誰しも多かれ少なかれ、そういう頑なさってあると思うけれど。
そこから一歩踏み出すきっかけは、別に恋愛じゃなくても良かったのかもしれないけど、
生身の人間を好きになって、気持ちを伝えようとすると、恥かいたりかっこ悪かったりシミュレーションどおりに行かなくて慌てたり、ふだん他人には見せたくない姿を相手にさらすもので。
そういう自分のいちばん恥ずかしいとことか、苦しんでる姿を見せても、エルメスさんのように退かなかった人、受け入れてくれた人と出会うと、今まで守ってきたちっちゃなプライドってどうでもよくなって、最初はムリして変わろうと頑張っていたのが、自信を持って自然に行動できるようになっていって・・・。
そうそう、わたしもそうだったよ。我が身を振り返って、共感して泣いてしまいました。
自分は女ですけど、ヲタなのでどうしても電車男側に自分を重ねて観てしまいますね・・・;
改めて、人を好きになるのって素敵なことだ!!と思いました。
この映画を見に行く前日、ホントに疲れてやさぐれていてダンナにも迷惑かけたんですけど
すごくさわやかな気分になれました。観にいって良かったです。