ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

『戦国江戸湾の海賊 北条水軍VS里見水軍』読みました。

自分が住んでいる地域の戦国史を知りたいと思ったので、図書館で探してきました。

 

戦国江戸湾の海賊 北条水軍VS里見水軍 (シリーズ実像に迫る016)

戦国江戸湾の海賊 北条水軍VS里見水軍 (シリーズ実像に迫る016)

  • 作者:真鍋淳哉
  • 発売日: 2018/04/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

三浦半島と房総半島、浦賀水道を挟んだ激戦地でした。里見氏が攻め込み鎌倉を焼いたこともあるし、北条氏が上総の国人を味方に引き入れて領土を持ったときもある。

相手の本拠を 「向地(むかいち)」 と呼んでるのに非常に親近感がわきました。アクアラインが通った今でも、川崎~逗子あたりの見える範囲の湾岸のことは 「海の向こう」って呼んでるので。

 

半島どうしの戦、「海賊」の出番です。この「海賊」の定義、含まれる属性階層は、じつはとても幅広いんだ、というのが解説されています。

バイキングにしろ本邦の「海賊」にしろ 略奪や冒険に明け暮れる荒くれ集団というのはフィクションの姿で、通商・運搬を生業にしてる人々だったわけだし、そういう「ブラック」な行為に及ぶ時は、バックに雇い主(国主レベルの)がいることが多い。似てる。

北条氏から出た触れの 「海が凪いでる日は沿岸の小家をとりあえず焼いとこう!」 

…いやいやいや、房総の漁民たまったもんじゃないよ!! なサツバツ戦国江戸湾

そして北条滅びたら、サッサと本国に帰る雇われ紀伊水軍、好きだなあ。やっぱり気質は損得勘定に長けた商売人です。領民は両勢力に年貢を貢いでいたりするし、皆したたか。

 

オールカラー、資料豊富でわかりやすいです。近所の史跡に行ってみよう。

 

これから読む↓

 

房総里見氏の城郭と合戦 (図説日本の城郭シリーズ 9)

房総里見氏の城郭と合戦 (図説日本の城郭シリーズ 9)

  • 作者:小高春雄
  • 発売日: 2018/08/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

『戦争は女の顔をしていない』漫画版を読みました。

 図書館が開いたので、いろいろ借りてきたけれど まずはいつの間にか家にあった コミック版『戦争は女の顔をしていない』を。

第二次世界大戦中、当時のソビエト連邦 「赤軍」に従軍し、独ソ戦に身を投じて、生還した女性たちへの取材を基に書かれた本が原作です。

ナチスを震え上がらせた伝説の女スナイパーや、女性で編成された飛行隊など「広告塔」にされた象徴的な女性の話は知っていたけれど、もちろん詳しくは知りませんでした。

 

田辺聖子の自伝『欲しがりません勝つまでは』や 『この世界の片隅に』を思い出しながら読みました。

 

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ささえられ、みまもられる。

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6月から今年度の小中学校が始まりました。

退屈していた娘は喜んで登校し 新しい学習や新クラスの友だちと楽しくやっています。

息子はやはり登校することはなく、昼夜逆転して寝起きして、動画を見る生活をして、そんなふうに2週間が過ぎました。

私たち夫婦も 職場とお客さん両方が通常営業にもどってきたので忙しくなってきて、息子については 朝晩のあいさつ、ごはん・風呂の時間の声かけ、あとは見てるだけ、という日々です。

 

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