ヌ゛ン……(買ってしまった)
(はてなブログはアフィリエイト可ということを最近知ったので煩わしくならない程度にナニカ貼るかもしれません)
配信で、気になっていた舞台版『魍魎の匣』を観ました。おもしろかった...っっ!!
長い原作をギュッとコンパクトに、でも空気を損なわず、わかりやすくまとまっていました。キャストは概ね皆さんハマってる~! と感じる中で、西岡徳馬さん演じる美馬坂だけ、最初はイメージと違うなーと思ってたけど(こう、鉄腕アトムの天馬博士みたいな キリキリ神経質そうなビジュアルがいいな、と思ってて)最後はすごい圧巻でした......
渡り合う橘ケンチさんの京極堂もかっこよかったネエ...! 印を切るステップがさすがダンサーで...京極堂のビジュアルって 原作に「芥川龍之介の幽霊」て書かれてるけど 舞台魍魎のケンチさんホントに芥川に寄せてるな~って思うw でも彼は顔が不景気で不健康そうなだけで、精神は合理性のカタマリで、頑強なので。動いてしゃべったらフィジカルも強そうで恐ろしい憑き物落しは、私のイメージどおりでした。
舞台装置がなんか...コンテンポラリーアートみたいだった。シンプルなのに、グルグル動いて。いくつもの四角い枠が出てきて、「あれも匣、これも匣」 なんだけど、クライマックスで 「ああああ!? それ『この舞台もまた匣そのもの』っていう表現なの!?」 って。ラストにその匣の枠を踏み越えて、観客のほうに歩いてくる、ある登場人物がコワ...!! になりました! 演劇ならではの表現がいっぱいだったわ~ (コミカライズは完全にR18Gでしたよ…)
原作の新作も出たことですし これはまたシリーズで、ケンチさんでやってほしい、と思いました。