ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』 観ました。

ずっと気になってた  「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」 観たゾ~。

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↑この予告編映像、本編に出てこなかった(カットされた?)シーンが入ってるので若干詐欺です...。

以下、ネタバレを含みます。

 タイムスリップものとして、刀剣乱舞(主に舞台)思い出しながら観てたよ。「円環」に閉じ込められた野原家…歴史の修正圧によって死なねばならない過去の人間…!

 

登場する戦国時代サイドの人物や家名、城や地名などはすべて架空のものだそうですが、最初は実在したのかと思いました。大河ドラマ並みに時代の空気を伝える細やかな絵のつくりでした。

ちょうど子ども向けのこちらの図鑑を 娘と一緒に読んでいる最中で、「陣触れ出した!!」「刈り働き!!」「陣鐘!!」「槍、突いてない! 叩いてる!!」と、図鑑で見た合戦道具や、作法・戦法の描写があって本当にびっくりしました!

 

超リアル 戦国 武士と忍者の戦い図鑑

超リアル 戦国 武士と忍者の戦い図鑑

  • 発売日: 2020/04/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

分かる人には分かる要素も色々。敵将の顔立ちや裕福そうな家中の様子、南蛮胴の装備は明らかに信長を意識していますし、敵の馬廻衆の名前が 「真柄太郎左衛門」 だったのとか...細かっ! なにそのマニアしかわからない名前! 得物は大太刀じゃなくて長巻でしたが!  もう他の描写もガチすぎました。制作スタッフめちゃくちゃ調べてる...。

 

劇場版しんちゃんって それぞれにクオリティがすごくて、その中でも人気の作品って、こう...「醒めるとわかってるから、安心して見られる悪夢」感ある作品が多いけど コレはそういうのじゃないな? と思った。

しんちゃんが、周囲の大人と比べてもかなり人間が出来ていて、重要な登場人物の死に居合わせても、肝が据わっていました。 現代人が殺戮繰り広げられる合戦に、間近で居合わせたときの反応としては、父・ひろしの反応の方がしごく当たり前だと思います...。

 

余りに渋くてリアリティがあるので 「これはふだんのしんちゃんと乖離しすぎじゃないか? …そもそもクレしんでやる必然性あるのか??」 とか思ったけど、そこで我に返ってはいけないやつだな!

 

個人的に しんちゃんにしては おバカなところ少なめ、感心するところ多め、でした。おもしろかった!