ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

また放浪してしまった。

ぷっつりやる気が切れてしまい、ダンナさんにお願いして プチ家出を敢行してきました。(ごめんなさい)

あてもなく外出すると自然に足が都心に向かいます。だいたい昔住んでたとこや、行ったことがあるところです。今回は神田神保町で1日中本屋を巡って立ち読みしたり気になった本を買いあさったりしてきました。またしばらく積み読に困らない(泣笑)

その中の1冊、大好きなレトロ印刷の新しい本が出ていたので買いました。

原稿の作り方や紙見本・カラーチャート付でとてもわかりやすかったです。

以前、Pixivに載せたレトロ印刷で作ったチラシのメイキングがあるのですが↓

レトロ印刷メイキング by ドアノブ on pixiv

もうはるかにわかりやすく解説されてますので。レトロ印刷おもしろいので同人畑の方にも是非!

神田の思い出というと、これはホントに小学校あがったばかりの頃ですが

年子の弟たちが小さくて母が忙しく、ワタシの相手は出来ないという時期に父がいろいろな所に連れていってくれたのです。ワタシを遊ばせるためじゃなくて父の行きたいところにお供、という感じでw

御茶ノ水の駅の脇の釣り堀とか楽器屋さんとか登山洋品店とか・・・父は読書も好きなので、神田の書泉グランデに行きました。ビル丸ごと全部本屋さん! というのが(神保町では当たり前ですが)すごい衝撃だった・・・確か小学館の「学習まんが日本の歴史」シリーズの中の一巻を買ってもらったはず。

ワタシの街ブラ好き&本屋ハシゴ好きはそんなところにルーツがあるのかもしれません。

あと当時は母が絶対に食べさせなかったマクドナルドでこっそりお昼を食べたのも、幼心に「お母さんには内緒だぞ」「お父さんとワタシの秘密ネウフフ!」というステキな思い出(笑

その書泉グランデのすぐ裏手に入り、地下の喫茶店でお茶を飲んでから外に出て、ぐうぜん「(元)鶴谷洋服店」という不思議なお店と出会いました。

いただいたお名刺が、たぶん昔からある店印を押したものなのですが

ペンで書き足してある→(元)「鶴谷洋服店

になっていて。

仕立て屋さんであったご店主は最近亡くなられて跡を継ぐ方はもういないのだけど、そのまま残してある建物と店内がすごくいい雰囲気でした。

ブログによると戦前から焼け残った建物だとか、映画「少年H」にも小道具協力されたとか、さらにルーツを辿っていくとえらい由緒ある経歴が・・・!

ワタシが行ったときは手作り雑貨やちょっと懐かしいデザインのアクセサリー・食器などを展示販売していました。

亡きご店主が遺した裁ちバサミや羅紗(紳士服用の羊毛の布地)も飾ってありました。

ワタシがノートを買ったとき店番していた、佇まいが美大卒っぽい感じ(偏見)のお姉さんが、たぶん現在のお店のプロデュースやブログ更新をしてらっしゃる姪御さんなんじゃないかなあ?

これから、お店をどのような形態にしていくか思案中・・・と書かれてありましたが

ずっと思案中で、自由に中身が入れ替わっても、楽しいんじゃないかな

・・・なんて無責任に思うのでした。また行って見たいなぁ。