なぜ眠かったり、疲れたり、めんどくさかったりしても、
仕事を続けるのか、というと
やりがいがあるから、とか
職場が自分を必要としてくれるから、とか
おカネが欲しいから、とかあるんですが、
社会とつながっていることが、とにかく
「狂わないための秘訣」だと思うからです。
人は社会的な生き物で、死ぬまで未熟児みたいなもので、
どんなに人間嫌いだ、ひとりが好きだと叫んでみたところで
無意識に、心のどこかに誰か、支えてくれる相手がいるから、
そんなことも言ってられるのであって。
人とのつながりをホントに失ったらそれはもう
人ではない化け物になってしまう。
昔は、人同士のつながりを絶たれることがそのまま死につながったから
みんな当たり前のように、表に出て汗流していたんだろうけど、
今はなんとなく生きていけちゃうシステムになっているから、
意識してつながってないと、切れやすい。
学校に行かないで引きこもっていたとき、何も嫌なことをしなくていい
気ままな暮らしだったけど、どこか怖い気持ちになっていて、
それは、自分の中でそういう怪物が妄想を食って
育ってくるのを感じるからだと思う。
自分は、いい加減なところで自衛本能が働いて
感情を爆発させて泣いたり、カウンセリングの門を叩いたりしたので
自殺も他殺もなくて済んだ。危うかった。
自称ダメ人間でもいいから。
相手が血のつながった人間じゃなくてもいいから。
誰かとつながっていよう、外の空気を吸おう。