『電車男』について書いたら、いろいろコメント&TBをいただきまして・・・びっくりです。
そんなに映画がはやってるとは観にいくまで知らなかったので。
どうですか、この機会に電車男も絶賛の(笑)日本最高峰レベルのアニメをご覧になりませんか?
というわけで、体調が悪くて中断していた攻殻S.A.C2nd、また観始めました。
だんだん物語の核心に触れてきました。ついに9課がクゼに直接接触。
つか早くゴーダをブチのめしたい・・・!
コレを観た晩、夢にクゼが出てきました(イタタタタ)。
アニメキャラが出てくる夢って・・・うーん、小さい頃にありそうだけど記憶にない・・・。
内容はかなり悪夢でしたし、他人の夢ほどつまらない話はないので、詳しくは書きませんけどね。
第12話を見終わった時、ダンナが
「『個別の11人』ウイルスに感染したキャリアの中で、どうしてクゼだけが自決を思いとどまれたのかな??」と言ってたんだけど、
その時ワタシは
「具体的な目標はわかんないけど、クゼが革命を起こそうと思ったのはウイルスのせいじゃなかったからだよ。彼は『動機ある者』なんだよ」
と、自分の予想を言ってみたのです。
・・・なんか、その予想がココに来て大体マトを得ていたようなので、ちょっと嬉しかったり(笑)。
クゼ。電脳化していない難民たちを、会って話すだけで並列化しうる天才であり、狂人。
私たちの時代で言う『カリスマ』です。
そんな『カリスマ』なんていう、漠然とした、でも強力な力を持った存在を認めないあの世界において、
ものすごい異分子で、強烈な『個』だし、同時に『孤』だと思います。
彼を慕っている難民も、利用しようとしているゴーダも、その理想の内奥まではたどり着けない。
素子ですら、彼の電脳にダイブしてみるまでは、そんな人間がいるのか? と疑っていたんですよね。
カリスマは魅力的だけど、世界にとっては危険だから、顔のない集合体はソレを吸収し同化しようとし、
それが出来なければ、秩序の破壊者として消してしまおうとする・・・。
まだ、最後まで観終わっていないのでなんとも言えないけれど、
ひとりの架空のキャラクターでは片付けられない「クゼ」という存在の重さと深さ、みたいなものが
無意識に迫ってきて、夢に出てきちゃったのかな・・・と思いました。