ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

古文書講座『上総広常資料を読む』と、『鎌倉殿の13人』上総介衣装展示

睦沢町立歴史民俗資料館に行ってきました!


この日、お隣の公民館で「上総広常資料を読む」古文書講座が開催されるということで参加してきました。2時間みっちり座学で漢文と古文を読む! だったけど、あっという間。面白かったです! 先生が誰よりも楽しそうなのはいい講座。この土地で上総広常という、決して記録の多く残っていない人の人物像が、どのように伝えられてきたのか。興味深いお話を聞けました。ドラマの話は少しだけど、先生細かいところまで視聴していらっしゃるなーということは伝わってきて(過去の大河ドラマの話もスラスラ出てきた)ちょいちょいネタ挟みつつ。私はこういう熱い郷土史の話が聴きたかったんだわ…。

www.town.mutsuzawa.chiba.jp

先生「地元の人が思う上総広常は、こんな(個人蔵の坐像の写真を見せて)気のいい優しいおじさん。」「梶原景時、あいつぁ悪い奴だねぇ。絶対同僚になりたくないねえ」
ワイ(広常さん強火担ガチ勢研究者…!!)

 

先生のお話で感銘を受けたこといっぱいあったけれどそれなりに頑張ってとった自分のノートの字が読めない。学生のころと同じ。

ひとつ仰っていたのは「伝承・伝説は、言い伝えだから・不確かなものだから といってすべて捨ててはいけない」ということ…

今年春に(以前私も行った)高藤山城址の石碑や近隣寺院を調査したところ、これまでの言い伝えが覆るかもしれないという発見があったことなどから。古い時代のことは、言い伝えさえも残っていなければ、検証も出来ないから…それが心に残りましたね…

資料館の展示は来年1/8まで追加や入れ替えをしながら続きます。一ノ宮町、いすみ市御宿町などの近隣自治体でも上総広常関連の展示やシンポジウムが開催されるので、鎌倉殿好きな方も機会があれば足をお運びくださいね。

道の駅むつざわで食べたオシャンなごはん

再び玉前神社にも寄って、ドラマキャスト・スタッフ・武衛の皆さんのご健康をお祈りした後、外房線の戻り道に鎌取で降りイオンの鎌倉殿展示を見てきました。

佐藤浩市さんの着用衣装だよ

係のひとの「(上総介衣装の)背中を!見てください!」の圧がすごくて、おもしろいやらツラいやら。いや言われんでも激写しますわな!

こんなにボソボソした、長い間着ふるしたような生地なんだぁ…これもキャラ造形の一端だな…とか、こんな暗い臙脂色だったっけ…そっかいつも日なたにいたから明るく見えてたんだぁ……って改めてしみじみ悲しくなってきた。

血糊...

あと大姫と冠者殿の…まり…。

とても上総介充した一日だった…

睦沢町の皆様、講師の先生、ありがとうございました。

おつかれ&おやすみぶえい

 

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