ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

「盗る奴が悪い」時代は終わったらしい。

どしゃ降りの昨日の朝、コンビニの傘立てに傘を置いたら

買い物をしてる少しの間になくなっていました。

ダンナさんが買ってくれたもので、高いものではないけど気に入っていました。

少し濡れて会社に着き「盗られちゃったんですよ」と言ったら、みんな大体

「大事な傘なら肌身離さず持ってなくちゃ」

「コンビニの傘立てなんて『ご自由にお持ちください』と言ってるようなもの」

という反応でした。

ワタシも自分の無用心を悔やみましたが、犯人に対してちょっとでも怒りを表してくれる人が一人もいなかったことに、静かにショックを受けました。

きっと社内の反応のほうが、当たり前なんだよね…でも…、悲しかったよ。

 

もしなくなったのが1本の傘ではなく、自分の子どもの命だったとしても…?

やはり周囲の反応は「物騒な世の中なのに油断するから…」「親が目を離さなければ…」

ということになるのでしょうか??

そこまで重い犯罪や事故の被害者になったことはないけれど

出来事そのもの以上にそうした周りの視線が、ただでさえ後悔に苦しむ人を

もっともっと孤独にさせてしまうだろうな…。

少しだけ、わかりました。

中学の時ある同級生に言われて、学校に行かなくなったきっかけの言葉、

「助けてあげたいけど、悪いのはあなたのほうだからいじめられるのはしょうがないね」

も、思い出しました。

 

たった1本の傘がなくなったことからズルズルと芋づる式に重い連想が続いて、苦しいです。