ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

へっぽこーず ドラマCD 語れ!へっぽこ冒険ロード

ソード・ワールド へっぽこーず ドラマCD 語れ!へっぽこ冒険ロード(初回限定特装版)

早く感想書きたかったんだけど気力がなかったの...

 

...感想を簡潔にまとめるなら。

「期待を裏切らない男・子安武人。(笑)

 

初回限定版には、実質新作のリプレイを収録したブックレットが付いてます。内容はリプレイ最終刊の後日談になっているので、こちらのネタバレは控えさせていただきます。

 

「ドラマCD」と銘打った商品を買ったのはたぶん初めてです。

幼児雑誌のおまけの「ソノシート」(年代がばれる)も「音ドラマ」といえばそうかもしれませんが、純粋にそれが欲しくて買ったことはありませんでした。

アニメイト等の店頭で見て、人気アニメの声優陣によるドラマCDや、いわゆる女性向のオリジナルドラマCDが存在する(で、それが声優さんの大事な収入源になっている)のは知っていたけれど、あえて買うことはなかったですし...。初体験。ドキドキ。

えーと、まあ、なにはともあれ。ワタシにとってはヒース役の子安さんが最高でした。

このCD買った理由の9割くらいが子安ヒースへの期待だったのですが(もちろんへっぽこ全員のファンですよ;)、期待以上でした!

「黙っていれば男前なのに...」な役をやると右に出る者はいない! 

浜田先生のサイトのレポートマンガにも描いてましたが、あのテンションはすげぇ...

特に「うるさいやいっ! 泣いてないやいっ!」がかわいすぎ~る~。

そりゃフリートークコーナーを録る頃には燃え尽きちゃうさ。アホだな子安さん。(褒め言葉)

  

それから、優しいんだけどヒースを手のひらの上で転がしている雰囲気たっぷりのハーフェン導師(賢雄さん)と、おいしいとこどりのバス(大川さん)がお気に入りです。心配していたイリーナが、あまり萌え萌えっとした声の方じゃなかったのも良かったです。萌え分はチビーナの声でたっぷりごちそうさまって感じですね(笑)。

 

普通の作品であれば、キャラクターは最初から設定・姿・声が揃って登場するもの。

だけど、今回のへっぽこーずは、まずセッションのために設定が出来、それが回を重ねるごとにキャラが立っていき、やがて挿し絵によって姿を得て、ようやく今回、初めて声を持った...。

そのスパンがすごーく長かったでしょう(何年かかったかは調べないけど)。

その時間のかかり具合が、ひとつのキャラクターが育っていく過程にじっくりお付き合いしたようで、とても感慨深いのです。うんうん。

 

難癖つけるとすればお話全体かな...

どうせ(とあえて言わせていただく)ソードワールドの世界観を知ってて、へっぽこーずが好きな「分かっている人」しか買わないものなんだから、もう少し「リプレイ」寄りの、会話に近い「素」っぽさが垣間見えるような脚本でも良かったなーと思います。せっかくGM役の声優さんもいるのに、普通のナレーターになってしまっていたのがちょっと残念...。

秋田さんとPLの掛け合いも作品の一部として楽しんでいた身としては、物足りなく感じてしまったのでした。欲張りな希望ですけどね。