娘の送迎ルートに図書館があるので、行きかえりにちまちま本を読む時間ができました。
で、「海辺のカフカ」を読んでました。はずかしながら初・村上春樹作品でしたが
これは おもしろい です ! まるで絵のように情景が浮かぶお話だった。
読んだ直後は圧倒されて「自分にすごく合っている小説でした」としか言えなかった。
それから「海辺のカフカ 図書館 モデル」 でググらずにはいられなかった。 (残念ながら、まったく架空の図書館だそうです・・・しょんぼり)
中学に行っていない間や高校に行きたくない日を図書館にこもって
自習したり本を読みふけって過ごした身には、ちょっと憧れのシチュエーションでした。
この小説自体が、自分のような人間にとっては 禁断の「アチラがわ」への入り口のようで、魅力的だけど危ない作品だなと思いました (笑
村上作品の小説は初めてだったけど、村上氏と河合隼雄氏の対談エッセイは
読んだことがあって、そこで「想像力から責任が生まれる」という、この作品に出てくるキーワードが引かれていて
今回、出典がやっとハッキリしたのも、よかったです。