ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

仮面ライダー電王 最終回感想

予想よりもホンワカと、ハッピーエンドでありました~。

電王に限らず創作物の小難しい設定のつじつまは追わない(いや、追えない)たちなので。

ワタシの心に落ち着いて、「情」として納得がいけば、それは良作なのです。

 

 

味方側のイマジンは消えないだろうなーとうすうす予想はしてましたが、わかっていてもデネブの「椎茸食べて」の手紙に泣きながら椎茸ごはんを食べる侑斗~戻ってきたデネブと侑斗の抱擁に、感動と涙腺を持ってかれました。ずっとゼロノスチームのすったもんだを見てきた者は涙せずにはおれないシーンだわ・・・。

ジークも好きなキャラだったので、ちゃんと出てきてコハナを守ってくれて嬉しかったです。Wフォームに変身できなかったのは尺の都合だと思いますが。

 

以下、妄想が入った文。

 

カイの2度目の時代破壊が最小限の被害で食い止められたのは、この1年間良太郎たちが積み重ねてきた人々の過去を守る戦い(物語序盤のエピソード)の結果なのだと解釈しました。

ゼロノス1人で戦っていたころと違って、もはやカイの力の及ばない方向に多くの人たちの現在と未来は新しい路線に乗っていたから、消えなかった。

良太郎のおせっかいかと思われたさまざまな行動が、実を結んだんだと思います。

 

唯一の犠牲となった現在(大人)の桜井侑斗。でも、今は愛理さんは侑斗のことを覚えてるようだし。

そう遠くない未来、椎茸嫌いを克服した(笑)新・桜井侑斗が愛理さんの前に現れて再び惹かれあい、(当初の時間より先に伸びたものの)良太郎はおじさんとしてハナちゃんに出会うことになるんだな・・・

と脳内補完しました。「また、未来で」はそういう意味のあるセリフなんだと。

パスを返したからデンライナーやタロスズにはもう会うことはないのかもしれないけど、どこかで元気にやってるんだなという希望を抱いてこれから生きていくのは、いいもんだよね。誰でもそうして思い出の中に大切な人を増やしながら生きていくんだよね・・・。

その辺、ちょっとセイザーXにも通じるものがあります。

 

「人の絆はちょっとやそっとで壊れるほどヤワなもんじゃないんだぜ!」

 

これが電王の作品テーマだったんだろうなあ。

確かにこれはまったく仮面ライダーじゃない、イロモノだったかもしれない。

でもいいじゃないか。1年間楽しめたんだから。