毎週楽しみにして欠かさず観てはいるんですよー。
往年の名画(と、思っている) 『バックトゥザフューチャー2』のようなエピソードでしたね。
初めて観たときすごく怖かった記憶があります。今回の電王も悲しかったです。
タイムスリップものにおける最悪の鬱展開じゃないですか・・・。うわーん!!
慣れ親しみ当たり前だと思ってるこの今が、いかにわずかな過去のボタンのかけちがいで大きく変わってしまうか。
たったひとりの人間の生死はささやかに思えても、確実に未来の世界に影響を与えている。その存在の重さ、かけがのなさ・・・。
ユウトがあまりに潔く消えるのと、最後のセリフが「デネブをよろしく」だったのがまた泣けました。
ユウトがもともと過去の人間で、殺されたのも過去の世界だったから、良太郎(と視聴者)はその結果としての現在の変化(愛理さんやお店etc)をとても具体的につきつけられて、ショックを受けます。
現実世界の住人であるわたしたちは、良太郎のように過去に戻って分岐点を確かめるなんてことはできません。
けれど、少し想像力を働かせてみれば、ユウトのように事件や事故などで命が失われるたび、この先その人がかかわるはずだったすべての出来事が「なかったこと」になる。その人の後につながるはずだった子孫(それはワタシだったかもしれない!)も、いわば世界ひとつが存在しなくなるんだ、という当たり前のことに気づかされるんです。
ううん・・・怖い。自分の存在の根っこが揺るがされる怖さ・・・
でも、この怖さは一人一人の命の大切さに、ズンと重みを加えてくれます。
ベタだけど、子どもたちに伝えたい不変のメッセージをばっちり押さえてて。
悲しいけど良いお話でした。
今は、ユウト(と彼が存在する世界)が戻ってくるにはどうすればいいのか予想もつかないなあ・・・。
ハラハラしつつ、良太郎&イマジンズを信じて見守りたい気持ちです。