【其の二】のつづきです。
1日目は夕方5時から、へし切長谷部最前列2周余裕でした。全部見切れてない(真ん中の来派の部屋とコラボの館全部...)ので、次の日の朝へ。
西のマスコットキャラは、直球にアグレッシブだなぁ。
この後ちっちゃな女の子と戯れて刀剣男士パネル前の芝生をゴロンゴロンしてました。入館待機列、トラりんいたし 一緒に並んでた、明石推しのお姉さんとしゃべってたので(私がカバンに長谷部もちを付けてたので)、全然退屈しませんでした。
館内も開館直後のせいか、三日月最前列鑑賞のための列は長かったけど、長谷部はガラガラでしたよ...大サービスだよ...あと4周目にして、裏側の刃文が少し離れてかがむと、存外ハッキリと見えることを知りました。
図録めくってるんですが、一振とても惹かれた刀があって 57番の忠家の短刀...何とも説明出来ないんだけど...す、すき...!
地下のシアターでやってた4Kショートプログラム、全然人がいなくて貸切だったんですがガラス越しでは絶対見えない展示中の刀剣の肌がアップで克明に見えるし、骨喰写しを鍛えた宮入師や彫刻師、研師さんの作業工程も見られるから...絶対観た方がいいです...。
一番の目当てだった 圧切長谷部。...すごく頭悪い感想だけど いちばんに出てきたのは やっぱり「ほ、ほんものだーーー! まんが(軍師黒田官兵衛伝)にでてたやつだーーーー!」だった。
「今まで物語の中にあったものが、実体を持って目の前にある」っていう感動がこみあげてきました。
今まで画像だけで見た印象は炎属性だったけど、実物を前にしたらとても氷属性だ...って。つめたくて静かだった。刀というのが 炎と水と両方のちからが合わさって生まれるものだから両方の性質を帯びるものなのだろうけど。
でも福岡市博仕様のライティングでも観たいし、何より拵は福岡にあるし、日本号や黒田家の武器甲冑があるから やっぱり福岡の展示も行きたい、という思いを新たにしました。
明治古都館の、パネル展示のほうの 刀剣男士へし切長谷部。
いつも小さな画面でしか見た事がなかったお顔、改めて設定実寸大の身長で拝見すると ほんとうに美しくも不敵な絶妙な表情をしてたんだなと気づかされました。特に視線の角度と白眼の割合...丁度良く鋭く突き刺さる怖い塩梅が良いです(細かい!)
泊まった宿の、坪庭とランプ
私が泊まったのは五条の、町屋のほうをリノベーションしたゲストハウスで、寝床はとても快適でしたが、ドミトリーは荷物の収納やちょっとした身なりを整えるスペースに困ったので...同じ宿に数人で泊まる和室プランがあるから友達とならそちらがいいんだろうなあ。大人数なら一棟貸し!
おふろは銭湯「サウナの梅湯」さん。
梅湯さん、信念を持って「刺青・タトゥー入湯OK」なのを熱く語る貼り紙があったり。湯船に浸かりながら銭湯文化の勉強になってしまう。
梅湯がある高瀬川という小川沿いは「なんだかこの辺りの建築は古いというだけじゃない既視感があるなあ」と思ったんですが、木更津港の今は寂れた花街によく似てるんだなあ、って気づきました。
映えるおみやげの写真撮れない奴...(並べたのは私ではありません)
まだまだ、みやこの魅力のほんの片鱗にしか触れられていないし 刀剣ゆかりの地も歴史人物ゆかりの地も行きたいところがたくさんありました。
ああ、すぐにでも再訪したい...という気持ちでいっぱいです。
田舎者を優しく案内して下さったお寺の皆様や博物館スタッフの方々、地元在住の皆様。また、事前に役立つ情報を共有して下さった方々にも感謝申し上げます!
今ものすごい勢いで、寺社へお参りする楽しみに目覚めつつあります。ありがとう京都...!