永青文庫の夏の企画展示「歌仙兼定登場」と、併せて開催された「~歌仙兼定と行く~ 目白台・関口の雅を巡るスタンプラリー」に行ってきました。
話に聞いていた永青文庫への坂「胸突坂」 坂だった すごい坂だった そしてわかりづらい...。
館内は撮影禁止でしたが 展示品以外の何気ない調度品や書棚の舶来の洋書群にも、底知れぬオーラが宿っているような・・・埃はついていないけれど年月が降り積もっている、と感じられる建物でした。
展示されていた刀剣の中で歌仙兼定さんがいちばん「たおやか」という言葉が似合う気がしました。豊後国行平さんという太刀が、その身に帯びた逸話も含めて、大変見目麗しかったので、とうらぶにも実装して欲しい。個性的だった。
もちろん、他の所蔵品も凄まじくて。細川さんち「物持ちがいい」ってレベルじゃない。保存状態が良すぎて数百年前に作られたものにはとても見えないです。
展示は平日のため空いていて、お陰でゆっくり見られました。ただ、月・火曜休みの施設が多くて、スタンプラリーは2ヶ所(地蔵通り商店街と、ホテル椿山荘東京)しか回れなかったので、記念品はポストカードのみいただきました。
永青文庫さんの解説文はとても分かりやすくて予備知識ゼロでも大丈夫ですよ。忠興公、護立氏、晩年の宮本武蔵にまつわるエピソードはとても面白かったです。
細川家が戦国時代も幕末も戦中戦後もくぐり抜け、700年もの歴史を刻むことができたのは、「芸は身を助ける」を地で行った血筋だからなんだなあ。
時の権力が、その「財と才」を失うのを、惜しんだからなのだなあ...と思いました。
こちらはイラスト&パネルが展示されていた 新江戸川公園と松聲閣。明治15年まで細川家の本邸だったところだそうです。とても手入れの行き届いた庭園でした。
松聲閣入口のグッズ売り場には、たぶん刀剣乱舞ファンの方が持ってきた(なぜか)ロボホンさんとミニ歌仙拵。お武家さんの屋敷跡は、都心に古くて大きな樹木や緑地を保存してくれてるんだなーと思いました。私が板橋に住んでた頃、近くにあった公園も丸々加賀藩の江戸屋敷の跡でした。
博物充してきた。楽しかったー。スタンプラリーの開催は9/19まで、「歌仙兼定登場」の会期は10/2まで、とのことです。