しばらく趣味の〆切はない(仕事はある)から積読消化期間とする。
予約して買ったのに、いまごろ読了!
英語弱いマンには邦訳だけでなく、解説リーフが付いているのがありがたかったです。
レッカーズやコンプリートドリフト、MTMTE...と様々なシリーズを断片的に読んで来たので
やっと時系列が整理されてつながりました。
ブラーの口調が2010ぽくて懐かしかったりドリフトは日本語になったらとても硬派だったり
(先に二次創作のかわいいドリから受けた印象が大きいんだと思います)
イメチェンしたパーセプターの デザイン&作画的にすんごい優遇されてるっぷりが楽しかった!
大ゴマの見せ場、多くないですか。フォトジェニックスナイパー。
本を閉じた後いちばん瞼に焼き付いていたのが、パーシーの勇姿でした。
そしてマイスターはどんな苦境に陥ってもブレずにかっこいい...。
アニメシリーズではそれほど深く掘り下げられてこなかったけれど(実写映画ではちょっと触れられていた)。正義だろうが悪だろうが、
自分たちの惑星外にまで戦線を拡大し、地球ふくめた現地の住民を巻き込み、果てしない争いを続けるセイバートロニアンは
一様に「厄介者」と見なされていることは、重い真実であるなと。
それは今地球上で起こっている、人類どうしの紛争・対立にも当てはまることだなあ、と。
これは、いかなコンボイのような英雄でもどうすることも出来ない、
取り返しのつかない、起きてしまった戦いの爪痕なんだな...という意味での、モヤモヤ感は残るのでした(そしてMTMTEにつづくのですネ)。
その中でも、勝利を手にしながらも虚しさが広がるデストロン軍と比して
もう一度、犠牲にしてきたものに思いを馳せながら戦う理由を確認するサイバトロン側の
誇りとか、勇気とかが。ジーンと胸にしみました。
瓦礫の下の暗闇の中でも なお輝きを失わない、星みたいなキャラクターたちが
様々な思惑でからみ合い、付いたり離れたりしながら 星座を作る天球図 だなあって。
・・・そんなに詩的に表現したいわけではないし、まず出来る筆力がないのですが、そう感じました。
(・・・アッ でもプロールさんだけキラキラしてなかった...知ってたけど...あの人の周りだけ光を吸い込むブラックホールみたいな勢いで闇が深かった w)
色々つながってスッキリしたし、ジーンとしたし良かったです...
とにかく、かっこいい人しか出てこなかった...出版者様、邦訳して下さりありがとうございました!