ドラマ化で話題の「弱くても勝てます」 と同じ著者の「素晴らしきラジオ体操」という本を読みました。
すごく! おもしろかった!!
どういうふうにおもしろかった、というのが言いにくいけど、「この方、落語やってらっしゃるのではないかしら」と思うような文章。
ノンフィクションなのに落語っぽい。笑いがこみあげてしょうがない。
ラジオ体操の、あの思わず体が動き出すように出来ている絶妙な「間」と「流れ」について語る、この人の語り口の「間」がおもしろいです。
ラジオ体操について調べるキッカケが、韓国で統一教会の合同結婚式を取材したから、っていうのも、すごくヘン(だけど後々読んでいくと納得する)な目の付け所だなーって。
戦前~戦後の旧ラジオ体操や、その派生系体操の図解なども豊富で、史料価値も素晴らしいと思いました。普及しなかったけど、第三まであったんだ・・・!