Galleryに『軍師 黒田官兵衛伝』イラストをUPしました。
今いちばんハマッてしまっている漫画です。特に単行本2巻はアツいです。お勧めなんです。
あとはまじめに、こちらの史料本も読み終えました。
総括すると
- 「天下を狙った」ってタイトルにも入ってるしなんかバクゼンとそういう印象が強いけど、ぜんぜん「天下狙ってない」よ
- だいたい人として素晴らしいけど、ただひとつ「野心」だけがなかったよ
- だがそれがいい
- 晩年は幽斎様とすごい仲良し(連歌友)
細川藤孝/幽斎とはホントに親交が厚かったようです。京で月1ペースの連歌の会を開いています。ひと回り以上も歳は違うんだけど、地頭が良くて「知識を吸収するのが趣味で本能」みたいな如水どのは、きっと幽斎様とはウマが合ったし、教えがい・語りがいのある弟弟子だったのだろうなあと思いました。
なんかこう、官兵衛にまつわる逸話がみんな創作であったとして、それを全部とっぱらっても、なおその積み重ねた実績は確かに残り、黒田の名と遺産が今も在ること、今の福岡の街が存在することに、彼の成した全てが表れてるなぁ...うん。
語彙が足りなくてうまく言えませんが、脚色を極限まで省いた史料であっても充分にその人となりは魅力的でした。