ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

麒麟がきたので突然お絵描きを再開してしまった話。

昨年6月ごろから描けなくなって、やめてた落書きなどを突然再開しました。

 

麒麟がくる』のファンアートを描きたくなったからです。

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十兵衛と三英傑

 

「もうこのままやめられるなら、それも穏やかでいいな」と思っていたのに。

それくらい『麒麟がくる』の 物語の持つ熱量に文字通り「火をつけられた」という気がします。

もちろん、twitterなどでリアルタイムに感想絵というかたちで作品をアップされていた方々の影響もすごく大きいです。

 

ただ私は人より遅く、結末を、本能寺の変を見届けてから、いきなり火が付きました。

あの、燃やした残り火をもらいましたかね…

何かを、私も出力しなくては心がおさまらない。

じっとしていられないという切迫感を持って「描きたい」という気持ちが湧いてきました。ずっと忘れていた気持ちでした。

 

世の中には、それこそ古典や往年の名画などをあたれば 私のツボにはまるような、世界を変えるような刺激を受ける物語はまだまだたくさんあるでしょう。世界は広く、物語の歴史は長い。

 でも、今この自分の暮らしの中で つまり、集中して本を読んだり映画館に行ったり…ということが よほど気合を入れ集中力を持たないと出来ない中で、

毎週日曜、自宅のTVのチャンネルをNHKに合わせれば観られるという手軽さ、ハードルの低さの場所に、このドラマがあってくれなければ(情けないことですが)出会えなかった。

運命と言えば、そうなのでしょう。

  

 

ここでひとりで 上手くも個性的でもないファンアートを描くことって 何も意味はないんです。

「意味はない」ということにしておかないと またいつか描くことが苦しくなってしまいそうで。

素直に「お絵描き楽しい!」って言える人間ではないので。

最初から「これはやってもやらなくてもいいことだ。」と、自分の中で位置づけを軽くしておかないと。

また「絵を描けなくなったら死んでしまう、死にたい」「お絵描き以外に能がないから、描けなくなったら価値がない」とか 安易に卑下したり 希死念慮を口にするので。

評価されるたびに小躍りし、もっと評価されたいと思って描き、反応がなければ落ち込み、悪口や貶めに遭ってはまた苦しむという「ジェットコースターな精神状態」におちいるので。

睡眠時間を削り、家事を手抜きし、あらゆる日常のことをないがしろにするので。

 

そんな「リスク」を負う趣味です 自分にとっては。

おかしいでしょう、趣味なのに、やりたいようにやればいいのに リスクなんて考えちゃう。

「いい加減」が、気持ちのコントロールが、大人としてありえないくらい、出来ないのです。

 

それを わかって、

 

描かずにはいられない。

私の頭に浮かんだものをカタチにして、自分自身に見せずにはいられない。

 

だから、描きます。

 

思うようなものが描けない苦しさ、描くことで失われる時間、もしかしたら受けるかもしれない辛辣な評価...

それらを全部想像しても、なによりも 「描きたい!」という気持ちが、今は強すぎます。

 

まずいなあこれは、麒麟に魅入られてしまった...と感じています。

 

他のジャンルも描くし、もしかしたら完全に創作のものも描くかもしれません。描くしかないでしょう。

「何も描きたいものがない」「自分の絵がへたくそに見えて仕方ない」と言うまで、燃え尽きるまで、走らずにはいられません。

 

困った性格です......

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この凸凹コンビの番外編が観たい

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こんな平和があれば…...

ひとつ確実に「よかった」と思えるのは、描いている間は食べ物を口にしないので、(最初の緊急事態宣言からこっち)暇さえあれば揚げ物やスナック菓子など、何かつまんでいないと口寂しくて どんどん体が重くなっていったのが止まりました。...痩せました! (胃も悪くしたのですが;)

 

麒麟ダイエット...!

 

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