ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

ひきこもるのが苦手だったことを思い出す。

らくがき 『信長の忍び』 蜂須賀小六どの。

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1年前の今ごろ何をしてたんだろう、とブログを見てみると よく出かけていたみたいです。

娘と動物園でパンダを見たり、他にも上野公園内に数多くある寺社に参拝したり。もちろん、お花見も。

 

nekoana.hatenablog.com

オタクというと「インドア」というイメージがつきものですが 自分はいつのころからか 家にこもるのが必ずしも落ち着かないようになっていました。

やはり、立場上 ふつうの休日でも 家にいると「休み」「プライベート」とは感じません。逆にタスクが常に山積みになっている場所、と感じてしまいます。今は子どもたちがずっと在宅なので、さらに...。

 

知らない人ばかりの、人ごみにわざわざ紛れに行くのが好きです。農村育ちですし、人疲れをしないわけではありませんが 「誰も私を知らない人ごみ」に、心が安らぎます。

豊かな自然の中も好きだけど、自由な拘束のない時間がとれたら まず電車に乗り、東京の適当に混んだ神社・お寺、旧跡、博物館、美術館に足が向きます。

壊してはつくり、変化し続ける街の中で 意図して保存したもの・運よく残ったものなど 「時間が止まった」ような、古いものが遺されているのを見ると嬉しくなります。

モノを書くことや、アニメや映画など映像をじっと見続ける娯楽は さいきんは集中力が続きません。目を使わなくていいラジオは、よく聴くようになりました。

ラジオアプリで好きな番組を繰り返し聴きながら、ブラブラ歩き、地元にないランドマークや建物を眺めながら、目に留まった風景を撮ったり 古書を立ち読みしたり 雑貨や画材店を見たり喫茶店に入ったりして。

何も作り出さず、何も益のない、経済もあんまり回さない。

そんな時間が好きです。

 

それが出来ない、いま、この社会の状況は とても苦しい。気が滅入ります。

 

私だけではない、と言い聞かせるだけです。自由に出歩けるようになったら、私は早く、雑踏に紛れに行きたい。

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