ドアの猫穴

日々思うこと・感想文・気軽に出来るボランティア情報とか書きます。

緊急事態宣言の日々

ブログを更新するのは久しぶりです。

その間に、新型コロナウイルス感染症の感染者数はいったん抑えられたかに見えましたが その後も増え続け、取り巻く状況はスッカリ変化しました。

感染予防の知識や必要な行動については政府機関・専門家の方々が発信しているものがあるので、自分は緊急事態宣言が発令されたエリアに暮らす、(なんの役に立たない)日常と今思うことについて書きます。

 

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さまざまな外出、主に人が密集密接する経済活動が制限されています。「出勤」「通院」「日用品の買出し」のみを行っています。

自分の仕事はもともと、直接人に会わないテレワークみたいなものだったので(ものかき・デジタルものづくりの方は、大体そうですね)、突然止まってしまうということはなく 机の前で出来ることをやり、人と会う会議などは延期しています。

  

子どもたちの休校措置は5月6日までに伸びました。

昨日は学校へ教科書をとりに行って、初めて今年度の担任の先生に会いました。
でも子ども本人は会えないきまりです。保護者も時差で教室に入るように指示がありました。
習っていたピアノも、同じ期間お休みです。学童クラブは開所していますが、室内でも外遊びでも厳しく距離を開ける指導を受けていて、思い切り遊ぶことはできません。娘は友達とワイワイ遊ぶのが好きなので、寂しそうだしストレスもたまってるなぁと思います。

 

学校は「密集」「密接」「近距離での会話」が必ず発生する、感染リスクが高まる最たるもののような施設に違いないです。

インフルエンザを始め、子どもがかかる既知の病もたいてい保育施設や学校でもらってきますからね。それに子どもは、感じたままに反射的に動き回るのが当たり前なので...リクツで納得して ずっと気をつける、というのも難しい。

保護者の衛生・防疫意識にも かなり差があり(うちはきっと意識低いほうの家庭だな...)もし現在の感染終息の見えない状況で授業が始まっても 「行ってもいいんじゃ?」 vs 「行かせるなんて非常識!」 という保護者間の対立が生まれかねず、それでは先生方も指導上困るでしょうね(じっさいに、入学式を行った自治体ではかなり揉めていました)。

 

…といろいろ考えるまでもなく、絶対に必要な措置です。

しかし頭ではわかっていても 子どもの目線に立つと、「気の毒だ」…と思うばかりです。

そこをグッと、こらえねばなりません。

 

こういったことを思いめぐらすのは たまたま学校に通う子どもがいたからぶつかったことであって 立場や所属などを異にする方、それぞれの運命で、直面したものがあるんだな...と、とぼしいながら想像することは出来ます。

 

感染し闘病中の当事者の方、その人との接触があった方。

医療に従事する方と家族の方。

「家にいましょう」と言われても 家が安心できる居場所ではない方。家がない方。

経済、とくに娯楽活動・文化イベントが萎縮してゆくことで打撃の大きい業種の方。

インフラを止めないために働き続ける方。

 

コロナウイルスには感染しないのに心と体の不調を訴える人 対人トラブル・暴力・依存症が増えるのがとてもつらい。(私も酒を飲み始め量が増えました)

SNSも とてもギスギスした言葉が増えているな、敵さがし・犯人さがしのような言葉があふれているな、と感じます。

自由に出歩けること、人と会って話すこと、不要不急のものごとを楽しむことが どれほど 人が人らしく健康であるために必要だったか。ということを感じます。

 

でも、どんな人も だれも、今の状況を「生き延びて欲しい」 と願います。

 

このようなとき 支えになるもの 惑い・迷いを鎮めるものって何だろう...と考えながら とりあえず今目の前に積んである本を(気が向いたときだけ)読んだりしています。

 

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ところで うちには もう一人子ども(と言っても もう中学2年生)がいるのです。

 

彼は国内で新型コロナウイルス感染が拡がる前から 中学校に行かなくなってました。2月始めからか…。そのまま中学が臨時休校になり、1年生を修了し、通知表も取りにいこうとしなかったので、私が先生に御礼とお別れを言いに行きました。

このような時勢ではからずも 「賢い選択」のようになった、息子の不登校。タイミングがよかったのかどうか、新学年の始まりも先に伸びました。ホッとしているのかどうかは ほとんど会話しないのでわかりません...。

父親の車に放り込まれ 誰もいない時間をみはからって学校に連れて行かれ、しぶしぶ新担任の先生とあいさつは、できました。

その辺はまた改めて 気が向いたらブツブツ書きたいと思います。

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