9月8日~9日にかけて 関東地方南部に上陸した台風15号は、大きな被害をもたらし 10日たった今も、停電や断水が続いている地域があります。
もちろん、建物や家財、交通網、農業への被害も甚大になっています。
私の家では 住居への被害は屋根瓦・樋・庭木が吹き飛んだことや短時間の停電のみで、けがもなく 家族も無事でした。実家へは 断水した親戚がお風呂を借りに来ていました。
ただ、夫婦お互いの職場のほうが、停電が続き自宅待機を余儀なくされました。私の勤める事務所が、結局1週間仕事が出来ませんでした。
学校も2日間休みになり、その後も給食センターや牛乳工場の電力が供給されなかったので 弁当を持たせて登校になりました。
ご近所は我が家を含め、土嚢やブルーシートで屋根の応急処置をした家が目立ちます。
これだけの強力な台風が上陸した中で 無事だっただけでもありがたいのだけれど(通過中の夜中は経験したことのない風で家が揺れ、怖くて眠れませんでした)
台風が過ぎ、家の周りを見回して、伝わってくる情報を見れば とても「終わった」災害ではなく、むしろこれから影響が広がっていくように思う、そんな大きな被害です。
千葉県南部、房総半島は 野菜・果物・生花栽培・酪農・養蜂など、様々な農業が盛んな土地です。観光地と宿泊施設もたくさんあります。当然これらの産業の設備と、従事されている方々自身の被災による損害は大変なものだと思います。一度失われた設備は、金銭だけでは すぐに元通りになるものではありません。
まだ電気や水道、さらに安心して眠れる場所がない方々に対して 一刻も早い適切な援助が届くことを願っております。
私が住んでいる地域も まだ爪あとが大きく、落ち着かなくはあるのですが 自分に何が出来るのか というのを考えて行きたいと思います。
とりあえず、「日々暮らせることが、当たり前ではない」ということを噛み締めています。緊急時の連絡方法のこと、食べ物の備蓄のことなど。やはりどこか、当事者ではない災害では他人事にしてしまっていたな、という。驕りというか油断がありました。
何か、確実に甚大災害が 年を追うごとに身近に発生するようになってきました。
こんな時なのですが 家族と家の無事は確認できたので 当初の予定通り福岡への旅には行くことができました。
また後ほど別記事にしますが、とても楽しく、沈んでいた気持ちが博多の街の活気に元気をいただきました。
笑ってる場合じゃないのかもしれないけど、こんなときだからこそ できる範囲で笑顔になれることを探して、やっていこう。みたいな気持ちになれました。
正直なところ、片づけからの、続けての旅行で 体がヘトヘトに疲れてしまって 通常の生活もやっとのような。
ボチボチ、倒れないように、暗くならず、やっていきます。